決意。
2003年3月11日Tがいなくなって。
薫子はもっともっと頑張る必要があった。
けど、
薫子には限界がある。
いっぱい頑張ろうとすれば、するほど。
空回りして。
Kさんをまたもやブチギレさせてしまう。
今日のは薫子には効いた。
「お前いい加減なことばっかするな。
遊びに来てるなら帰れ!」
めっちゃ悔しかった。
悔しすぎて涙が出た。
けど頑張って涙止めて。
仕事終わらした。
最近、ずっと考えていた。
実家に予定どおり帰るか、帰らないか。
Tがやめて、ほぼ帰らないほうに気持ちは傾いていた。
けど、けど。
やっぱ無理だ。
頑張っても、Kさんにブチギレされることは
これから何回もあると思う。
そのたびに大阪にのこったことを必ず後悔する。
そんなの辛すぎる。
だからもう、帰る。
バイト終わって、親に電話して。
「やっぱ帰るわ。」
言った瞬間に何かが弾けたように涙が溢れ出た。
帰りたくない。
そう思ってたのが嘘みたいにすごく楽な気持ちになった。
涙で腫れた目を隠すように先に一人で帰って。
頭ガンガンしたから寝ようと思ってベットに入った。
電話が鳴った。
Kさんだった。
出るか、出ないか。ものすごく迷った。
けど、出てしまった。
「今日行ってもいいか?」
「うん。」
断れない自分に腹がたった。
しかも、Kさんは私が断らないことを知っている。
Kさんの家に帰るにも、彼女の家に行くのにももう、電車はなかった。
私が断らないことを知っているから。
だからだ。
なんか、むかついた。
そしてKさんが来た。
そして説教。
ボロクソ言われた。
最悪だ。
何を言われても反論出来なかった。
そんで。
「私やっぱ帰る。」
「は?何言ってるん?昨日言ってたことと全然違うやんけ。」
わかってる。
勝手なこと言ってるって。
でも。もう、無理。
まだまだ説教は続き。
「もう、いい加減俺怒らせるのやめてくれよ。」
「だから辞めるんじゃん。」
「は?」
「私がいないほうがいいんだよきっと。
私来ないほうが良かったんだよ。」
「なんでそんなこと言うん?」
今更気付いた。私かなり限界だった。
そんな私に気付いたのか。
Kさんは優しく頭を撫でてくれた。
今まで言えなかったことが溢れて来た。
「ほんとはね、ほんとはKさんに『頑張れ、
お前ならできる』って言われる度に重かったんだ。
頑張らなきゃ、頑張らなきゃって自分に言い聞かせるたびにキャパ越えして。
テンパって、Kさんにキレられて。
出来ない自分に腹がたって。
すごく辛かった。
けど、けど今度は頑張りたい。」
「もう頑張るな。」
「やだ。」
「頑張るなって言われるほうが辛いだろ?」
って。
ぎゅーって抱きしめてくれて。
またちょっと泣いた。
でも、もう帰ることは変えられない。
3月28日でバイトを終え、
30日に大阪を離れる。
もう変えられない。
薫子はもっともっと頑張る必要があった。
けど、
薫子には限界がある。
いっぱい頑張ろうとすれば、するほど。
空回りして。
Kさんをまたもやブチギレさせてしまう。
今日のは薫子には効いた。
「お前いい加減なことばっかするな。
遊びに来てるなら帰れ!」
めっちゃ悔しかった。
悔しすぎて涙が出た。
けど頑張って涙止めて。
仕事終わらした。
最近、ずっと考えていた。
実家に予定どおり帰るか、帰らないか。
Tがやめて、ほぼ帰らないほうに気持ちは傾いていた。
けど、けど。
やっぱ無理だ。
頑張っても、Kさんにブチギレされることは
これから何回もあると思う。
そのたびに大阪にのこったことを必ず後悔する。
そんなの辛すぎる。
だからもう、帰る。
バイト終わって、親に電話して。
「やっぱ帰るわ。」
言った瞬間に何かが弾けたように涙が溢れ出た。
帰りたくない。
そう思ってたのが嘘みたいにすごく楽な気持ちになった。
涙で腫れた目を隠すように先に一人で帰って。
頭ガンガンしたから寝ようと思ってベットに入った。
電話が鳴った。
Kさんだった。
出るか、出ないか。ものすごく迷った。
けど、出てしまった。
「今日行ってもいいか?」
「うん。」
断れない自分に腹がたった。
しかも、Kさんは私が断らないことを知っている。
Kさんの家に帰るにも、彼女の家に行くのにももう、電車はなかった。
私が断らないことを知っているから。
だからだ。
なんか、むかついた。
そしてKさんが来た。
そして説教。
ボロクソ言われた。
最悪だ。
何を言われても反論出来なかった。
そんで。
「私やっぱ帰る。」
「は?何言ってるん?昨日言ってたことと全然違うやんけ。」
わかってる。
勝手なこと言ってるって。
でも。もう、無理。
まだまだ説教は続き。
「もう、いい加減俺怒らせるのやめてくれよ。」
「だから辞めるんじゃん。」
「は?」
「私がいないほうがいいんだよきっと。
私来ないほうが良かったんだよ。」
「なんでそんなこと言うん?」
今更気付いた。私かなり限界だった。
そんな私に気付いたのか。
Kさんは優しく頭を撫でてくれた。
今まで言えなかったことが溢れて来た。
「ほんとはね、ほんとはKさんに『頑張れ、
お前ならできる』って言われる度に重かったんだ。
頑張らなきゃ、頑張らなきゃって自分に言い聞かせるたびにキャパ越えして。
テンパって、Kさんにキレられて。
出来ない自分に腹がたって。
すごく辛かった。
けど、けど今度は頑張りたい。」
「もう頑張るな。」
「やだ。」
「頑張るなって言われるほうが辛いだろ?」
って。
ぎゅーって抱きしめてくれて。
またちょっと泣いた。
でも、もう帰ることは変えられない。
3月28日でバイトを終え、
30日に大阪を離れる。
もう変えられない。
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