「どっちがスキ？」

今日もバイト。

宴会が多くて走りまくり。

んで、前のバイトの子が飲みに来て。

最初は2人。

いつも遊んでる奴と、かなり久しぶりの奴。

忙しくてあんま構えなかったけど。

んで、最後の一人。元彼くんです。


だいぶ店も落ち着いてきて。

ちょっと話したり出来るようになって。

そしたらKさんに
「お前あがり」
って。

え？？

いや、今日はあがりたくないです。

自分が呼んだとはいえ、元彼と飲んでるとこなんかKさんに見られたくない。
そう思った。

でもあがれと言われてあがらないわけにはいかず。

合流してオレンジジュース飲んで。

ちょっと話してみんなで帰って。

お腹がすいていたからご飯食べ行って。

「雀荘行くぞ！」
って言われたけど。

いつもの薫子ならノリノリで行ったと思うけど。

もしKさんが来るのなら家に入れないから
みんなとバイバイして家に帰ってKさんの帰りを待った。

したら電話かかってきて
「もう家？ピザ頼んどいて。」
って。

帰ってきてよかった☆

「ただいま」
って帰ってくるKさん。

「お帰り」
って迎える薫子。


かなりしんどいみたい。

したらいきなり
「今日元彼きてたんちゃうん？」
って。

え？ばれてた？

したら
「元彼のどこがよかったん？
　ちょっと顔がいいし、背高いし？」
って。

ちょっとかわいかった。

「元彼のことまだスキ？」
って聞かれて。

「どういうスキ？スキはスキだけど」
って言ってやった。

したら次は
「元彼と俺どっちがスキ？」

どう答えてやろうかと考えていたら
「まぁいいや。」
って。

どうでもいいのかなって思ってちょっと寂しく思った。

眠さの限界だった薫子は寝ちゃって。

したら起こされて。

ちょっと話してて。

「な〜。元彼と俺どっちがスキなん？」
って。
やっぱ気になんてんじゃん！！

「Kさんのがスキだからここにいるんじゃん。」

って素直に答えました。

「ほんとかよ〜。」
って。

そしてまたあの言葉。
「実家帰るなよ」

「え〜」

って話をはぐらかした。

だって自分がどうしたいのかわからないんだよ。

んで、ずっと聞きたかったこと聞いちゃいました。

「ねぇ、Kさん？
　私のこと好き？」

「・・・ごめんキライやわ・・・。」
って。

冗談ってわかってるけど
「もういや〜。」
って。

「『いや〜』ってお前・・・。
　スキに決まってるだろ。そんなこと男に聞くもんじゃない」
って。

ふん！
「だってKさんだって聞くじゃん！」
って言ったら、
「俺は心配性だから」
って。

あ〜かなりスキ。

あと1ヵ月ちょっとしかないよ・・・。

離れたくない・・・。